ちがさきこども映画祭プロジェクト 子どもの映画の概念

2018年09月04日

先週末はckc(こども映画祭プロジェクト)の活動日でした。

物語を自分達で考えて、
それを撮影して、
撮った素材は、自分が第三者となって編集して、
作品を新たな視点から観る。

幼児期のおままごとは、その場に集まった子ども達が「おままごとしよう」から始まって夢中で遊び、
小道具が増え、ストーリーが複雑になってくると、大人に「見て~〇〇ちゃんが〇〇役なんだよ~。こういう仕掛けもあるの。」と高性能な調理機器を発明したところを見せてくれたり、これらの高性能家事ロボットのお陰でお母さんは付きっ切りでペットや赤ちゃんのお世話ができる、と説明をしたりしてくれる。
これは「おままごとを見て欲しい」と言う欲望とは違う。
しかし年長くらいになってくると、タレントの存在を知り、またお遊戯会の様なものの体験から「人に見られるエンターテイメント」を即興で自ら披露することがある。
私もこれまでに、歌、ミュージカルショー、劇など観てきたし、中には観客席がたくさん設けられ、チケットや席で食べられるようにスナックの提供もされたことがある。
これらの「人に見せるためのショーや劇」には即興性があり、歌の途中で詰まったり、演劇の途中でうまくドラマが発生しなくてもなんとか上演して、なんとか終わるし、子ども達は達成感もあれば、目を輝かせながら「どうだった?楽しかった?」と聞いてくる。一度だけ劇の上演後に「なんで〇〇はあの時、こうしたの?」と具体的に突っ込んだことがあったが、それに対しては「細かいことは良いんだよ。楽しかったかどうか聞かせて。どんな風に楽しかったか。」などと感想の述べ方を年長の子どもに注意された。
即興性の中に可愛らしさ、楽しい雰囲気、連帯感、一体感などそういう空気感を楽しんでいた気がするし、それを人に見せることでその雰囲気を共有しようとしているように感じた。

さて、映画はどうだろう。
機材を使用している分、演じる側は「即興性」と言うには難しい演じ方がある。ある程度台本通りに進めないとその前後と繋がらないし、映画において絶対なのは監督であって役者ではない。
作品も残り、子ども達は作品を観ているお客を見たり、お客の反応の中で作品を再び観ることが出来る。
これを「照れるから本当は観たくないし、観せたくないんだよ」と話す子も居る程。でも映画が前提である以上、「折角だから観せても良いんだけど。それが映画でしょ」と映画の役割も理解している。

ちがさきこども映画祭は9月30日。
この日に子ども達が考える「映画」の概念を知ることができるのか。
それを楽しみに、編集作業、会場準備の本格的な作業が始まります。