レッジョエミリア アプローチ

2018年04月30日

この教育アプローチは、北イタリアの田舎町で誕生しました。

モンテッソーリメソッドの違いが分かり易くなるように説明します。

前回はモンテッソーリメソッドのキーワードは、「個と自発」と紹介しました。

まず、レッジョエミリア(Reggio Emilia)は北イタリアの田舎町であることをご存知でしたか?

町の名前なのです。

哲学者、心理学者、教育者や芸術家達と触れ、ともに談義する中で見いだされた1つの哲学がこの教育アプローチには反映されています。

生みの親は、ローリス・マラグッツィ。彼は始めモンテッソーリと同じピアジェを深く理解し、共感しておりましたが様々な学びから自分の考えを見つめた後、ヴィゴツキーを最も深く支持するようになったそうです。まさに個ではなく、共同・集団へと考えが変わりました。

ローリス・マラグッツィの哲学は一言で表すことは難しいのですが、比較のために簡略化すると、子どもが主体的に学ぶことを重視しています。更に、集団の中で学んでいくことを認めてそれを実践しています。

また、子ども達が置かれる環境にも違いがあります。

モンテッソーリの園は、全ての家具や教具の配置は子ども達の為に考えられています。

従って手洗いシンクやお仕事用のキッチンも勿論、子ども達に合わせてありますし、箒やピッチャーなどの教具も子どもの手のサイズで、丈夫で、見た目が美しい物が用意されています。

レッジョの園は、透明性が保たれた環境を大切にしています。これは、外との世界を遮断することが無いように配慮しているからです。それほど、園は社会とのつながりを大切にしています。レッジョアプローチも園の内外の美しさにはこだわりが見えます。

揃える素材や、自然素材の配置。子ども達の造形物の飾り方。日向スペースに何を置くか。日当たりが悪い部屋の活用法とその内装など。どれをとっても美しいです。

レッジョエミリアアプローチのキーワードは主体的と、集団(社会)。

これでモンテッソーリとレッジョアプローチの違いはお分かりいただけましたでしょうか。

自発的と、主体的。とは、どんな違いがあるのでしょうか。

皆様はどのように考えますか?

そして、「子ども達が主体的に」とありますが、どうしたらその席にいる子ども達が全員、主体的に動くことができるのでしょうか???

とても難しいと思います。

次はモンテッソーリメソッドの課題とレッジョエミリアアプローチの課題について投稿予定です。