子どもが遊びの中から学ぶ瞬間を捉える

2018年05月24日

Reggio Emiliaの乳幼児施設では、遊びから学びに繋がる工夫や素材がたくさんそなえられています。

赤ちゃんの頃から多くの素材に触れ、物と対話をしているのです。

子ども達が遊びの中から学ぶ瞬間を捉えるとは、どういうことでしょうか。

お話しを伺って面白かった例を挙げると、「粘土の時間」です。

言葉が覚束ない子ども達に、土の粘土を山のようにして塊のまま床へ置きます。

子ども達は腹ばいになって登ったり、登山のように足で登ったり。

土の冷たい感触を全身で楽しみます。

何人かが登ったり降りたりを繰り返すと粘土は変形してきます。

くぼむだけではなく、他が盛り上がったりもします。

形が変わることを知った子ども達は続いて、粘土の上で跳び始めます。

粘土は大きく形を変えることはないので、子ども達は硬い感触を何度も楽しみます。

腹ばいになるお友達がいます。一本指を粘土の中へ突き刺します。

すると簡単に指は粘土の中へ。

たくさん跳んでも粘土は硬いまま。しかし指の小さな力で粘土に穴が開いたのです。

日常の中にこの様な光景があってもあまりにも些細なことなので見過ごしがちですが、この気付きが後の学びへ続くのです。

保育者がは常に子ども達の言動を観察しています。

「動きが止まった、お友達をじっと見ている、何を見ている?手元?何故?」子どもに尋ねて集中を削いではいけないのでじっと様子を見守ります。

その時は直ぐに言動には出なくても後で思い出したように同じことをしていることもあります。

また、お顔がパァ!っと輝く時があります。閃いた!新しいことに気が付いた!そんな瞬間もその時だけではなく、前後を知る必要があります。

保育者は常にアンテナをたてて、全体の言動に注視しなければなりません。

最後、粘土の山は一部分が穴だらけになっていたようですが、この子が1人で黙々と穴を開けていたのか、お友達も加わったのか、気になるところですね。

粘土活動は、その後はテーブルで行われ、子ども達は性質を体験したうえで更に探求は進みました。

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